和田邦坊画業館コレクション展vol.8
開催期間 |
2024/10/19 ~ 2025/02/24
休み:
火曜日・水曜日、年末年始(12/30、12/31、1/1)
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時間 | 9:00-17:00 入館は16:30まで |
会場 | 灸まん美術館 和田邦坊画業館(善通寺市) |
元来、黒などという色は、普通陰気なもののようにしか考えていないが、なかなかどうして、あの黒ほどコケツトな色彩はないのだ。
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香川県出身の画家・和田邦坊。様々な画風を持つ人物ですが色について「黒ほどコケツトな色彩はないのだ」と語っています。はて?「コケツト」とは何でしょう。調べてみるとフランス語の「coquette(コケット)」をさし「色っぽい」という意味を持つ言葉でした。邦坊は、紫色に輝く炭の色、艶やかな色気を感じる喪服の黒が好きだと言い、パッケージデザインにも積極的に黒を取り入れています。かつて黒といえば葬式を連想するためモノを売るデザインに使うトレンドはありませんでした。しかし、誰もが避けて使わない色だからこそ特別感が生まれ、また黒が持つ艶やかさや色っぽさを引き出すことで高級感が演出できると考えていました。 黒に独自の感性を持っていた邦坊は、絵画作品にも面白い特徴を見出すことができます。まず「和田邦坊の黒」といえば墨絵。香川県庁の障壁画のような力強い作品もありますが、墨絵で描いた夜桜をみると絶妙なぼかしによって薄暗さの中に(白と黒以外の)淡い桜色の風景を感じとることができます。また「和田邦坊の白」も見逃せません。白は、白色の絵具ではなく紙そのもの色を活かし描き込みすぎない余白(間)によって黒を引き立たせています。今回は、初公開の下絵も紹介いたします。自由奔放に動く線から試行錯誤に悩み惑う線など、シンプルな黒の線画を追うことで邦坊作品の新しい魅力をお楽しみください。
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初公開作品も大公開!
ミュージアムトークも開催いたします。
企画展の解説を担当学芸員が案内します
各日14:00(約45分)
申込不要(但し、入館料が必要)
① 2024年10月26日(土)
② 11月9日(土)
③ 12月7日(土)
④ 2025年1月11日(土)
⑤ 2月8日(土)
詳細
開催期間 |
2024/10/19 ~ 2025/02/24
休み:
火曜日・水曜日、年末年始(12/30、12/31、1/1)
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時間 | 9:00-17:00 入館は16:30まで |
会場 | 灸まん美術館 和田邦坊画業館(善通寺市) |
住所 | 〒765-0052善通寺市 |
出演者 | 和田邦坊 |
料金 | 一般500円、65歳以上の方・身体障害者手帳等をお持ちの方は300円 、小中高大生・無料 |
詳細ページ | https://kyuman.art/event/exhibition/entry-818.html |
主催・お問い合わせ先 |
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