本年度のさぬきアートプロジェクトは、高松市在住のドローアーティスト、タケカミモク氏の作品展を開催します。
タケカミ氏は、心で見る自然を具象化する作家として知られ、その制作方法は、紙にオイルペンでひたすら実線を引き、形を図形化させ、ウッドパネルを土台にして、立体的に組み合わせるというシンプルなものです。近年は風の具象化に取り組み、「wind series」を制作、SNSに作品を投稿するなど、意欲的に制作活動を続けています。又、かつては牟礼町に在住し、1999年に当館で開催した企画展「石の里のアーティストたち」に作品を出展するなど、ゆかりある作家でもあります。
本展では、「wind series」を中心に展示します。タケカミ氏の20年にわたって熟成された具象芸術の世界が感じられる展覧会です。